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加工マスターの活動レポ ~Try Design!~

DATE2022/11/15
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スポンジでかぼちゃを作ることに心血を注いだ過去を振り返ってみた

WEBサイトリニューアルから早3年、おかげさまで全国からたくさんのお問い合わせ、
ご相談をいただくようになり、なかなかWEBに取り組む時間が作れませんでした。
やっと少し時間の余裕ができたので、約1年ぶりにちゃんとした、加工実績紹介のブログ更新です。

バソテクトでかぼちゃ
メラミンパンプキン親子

さて、これを作ったのはいつだったか正確には思い出せませんが、
入社して5年も経っていないような頃(だったはず)、
『バソテクト』という材料を使って何か作れないかとINOAC様よりご依頼をいただき製作したかぼちゃの置物(Jack-o’-Lanterns)です。
『バソテクト』は、メラミンフォームやメラミンスポンジ、「激〇〇くん」という名前で世に知られ、
お掃除用スポンジとしてよく見かける白くて四角いあの製品の素材です。

INOAC様からは10mm厚の材料を支給していただき、
最初はランプシェードのようなものを作ろうと思って始めたのですが、
ハロウィンも近かったからか最終的にかぼちゃになっていました。

シートの材料から球体を作るために、展開図面を「舟形の地図」やボールを参考に、
何種類も図面を描いてトライしました。
接着はボンドや両面粘着テープなどを使い、
失敗を繰り返し、ひたすら球体(かぼちゃ)作りに励みました。
なんとかかぼちゃの形が完成しましたが、
材料の色が白色で雰囲気が出ないので、塗装スプレーを買いに走り、
思う存分スプレーを吹き付けて、無事にかぼちゃらしくすることができました。

スポンジのJack-o'-Lantern
貰われていったJack-o’-Lantern

かぼちゃの帽子は、事務所のYさんがかぼちゃのために作ってくれたものです。
帽子のおかげでハロウィンぽく、よりかぼちゃらしく見えます。
やっぱり仮装って大事ですね。

このバソテクトのかぼちゃたちはINOAC様にお渡ししたので、もう手元にはありません。
もう1個作って置いておけばよかったと、若干後悔しています。
ただ、当時は精根尽き果てて、余分に作ろうという心の余裕はなかったと思います。
そして、もう1回作るよう言われたら、丁重にお断りするかもしれません。
というのは冗談ですが、ここ数年本職に忙しく、自分でものを作る時間も機会もあまりなかったので、
この写真を見ると当時のことを思い出し、ちょっとした達成感のようなものが蘇ります。
大変でしたが、それも込みで楽しかったです。
最近はインテリアに凝る方も多く、
お部屋の照明もデザイン性の高いおしゃれなものがたくさん見られるので、
参考にして再度ランプシェードにチャレンジしてみようかなと密かに思っています。

素材についてですが、『バソテクト』はメラミン樹脂の発泡体です。
お掃除用スポンジとして使うにはもったいないくらいの、
難燃性、耐熱性、断熱性、吸音性に優れた特性を持っている、とても軽量な材料です。
メラミン樹脂の耐熱温度は110~130℃程度ですが、
バソテクトは耐熱性が最大240℃、安全使用温度150℃です。
厚みは5~400mmまで、1200X1250mm(一部該当しないものあり)が規格サイズの製品です。
色はホワイト、グレーなどさまざまなタイプがございますので、
詳細はこちらのページをご参照ください。
弊社では、材料をINOAC様から購入してお客様のご希望の形状にカットしており、
断熱材や雑貨などの用途でご依頼いただいております。

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