大北利根子展－ひとひら－ ポリエチレンフォームで描く、やわらかな風景
6月23日から7月5日まで、銀座のギャラリー”巷房”にて開催された大北利根子さんの個展「ひとひら」。
今回も、当社で取り扱う素材「ポリエチレンフォーム」を使った作品を出展されました。
大北さんの作品を当ブログでご紹介するのは、これで4回目。
毎回一貫して「白」だけを用いながらも、その表現は回を追うごとに進化を続けています。
今回のテーマ「ひとひら」では、素材のしなりや軽やかな動きを活かし、
空間の中にやわらかで奥行きのある風景を描き出していました。
ポリエチレンフォームは本来、梱包材や緩衝材といった工業的な用途で使用される素材ですが、
大北さんの手にかかると、その質感や特性が詩的に立ち上がり、
繊細な陰影と流れるようなフォルムが、見る人の感性に静かに語りかけてきます。
展示は終了してしまいましたが、作品に関心を持たれた方には、ぜひお声がけいただければと思います。
作家ご本人より「もし作品を迎えたいと思ってくださる方がいらっしゃれば、お譲りしたい」とのお話を伺っています。
実物をご覧いただけなかった方にも、このやわらかな風景を届けられたら嬉しく思います。
ご興味のある方は、当社までお気軽にお問い合わせください。